消費税が上がる前の不動産購入は危険

オリンピックで湧き上がる中、とうとう消費税増税法案が可決してしまいました。詳しい経緯は省きますが、2014年4月に8%、2015年10月には10%へと2段階で引き上げられます。

我々のように不動産業界に従事するものにとって消費税が引き上げられる前までが勝負の時期となっています。

具体的には戸建分譲業者や、マンション業者にとっては出来るだけ多くの土地を仕入れ、販売用の商品の仕込みをしなければなりません。当然、増税前には駆け込み需要が発生することが予想されますので、どれだけ物件を仕込めるかのよって、今後の生き残りがかかっています。

一般の消費者の方も税金が低いうちに住宅を手に入れたいと考えられている方も多いでしょう。しかし、ちょっと冷静に考えてください!

先ほど、販売する業者は土地の仕入れにやっきになると書きましたが、裏を返せば多少高い土地値でも物件を確保するために仕入れを行います。そして、利益を乗せて客に販売していきます。それらの物件を一般客は我先に購入していくという構図になるでしょう。

実際、消費税が上がる可能性が高くなってきた段階で、各戸建メーカーやマンション業者の買いあさりが始まり、現在も各社土地の仕入れに注力しています。

このままでは、最終的に物件を購入した客は高値買いすることになるでしょう。

持家は資産になるのか?

この問題は長年議論されてきており、様々な見解があると思いますが、私の意見としては「持家は資産にはならない」と言いたい。

中古の場合はやや考え方は変わりますが、新築で物件(住居用)を購入した場合は、買った瞬間から値下がりが始まります。

建物は減価償却により価値は目減りしていきます。土地つきの一戸建ては土地がありますのでまだましですが、マンションの場合は最終的に残るのは細かく分割された土地の持ち分だけになります。

そのような物件に対して30年や35年のローンを組んで購入することの恐ろしさを物件を購入する前に十分検討すべきです。

一般的な住宅ローンの上限は年収の5倍程度までと言われています。もちろん購入される方の勤め先などの属性によりこの上限は変わってきますが、無理なくローンの支払いができるであろうと言われている数字です。
参考:住宅ローンは年収の何倍まで借りられる?

今回の消費税増税で税金が安いうちに購入したい気持ちは分かりますが、考えてみて下さい、消費税の増税により生活必需品などにも負担がきますよ。

物件を購入した時点で支払いのシミュレーションをしていても、10年、20年後のことは考えていますか?長引く不況の影響で収入は上がらない。一方で社会福祉関連での負担は大きくなるかもしれない。など、不安になる要素はたくさんあります。

このような中で消費税を増税した政府の考えの浅はかさには言葉も出ませんが、消費者だけは先のことをよく考えて行動していきたいものです。

参考:低金利の住宅ローンに消費税増税前。今が買い時か?

 

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