住宅ローン金利の見通し

今後の住宅購入に大きく影響を与える住宅ローンの金利について見ていきたいと思います。変動金利についてですが、据え置きとなる模様です。9月18~19日に日本銀行で開かれた、金融政策決定会合でもゼロ金利政策を全員一致で決定するなど、現在は金利を引き上げる環境にはないとのですことです。

日本銀行は、1%程度の物価上昇率が見込めるまでは、ゼロ金利政策を続ける考えをより明確にしていますが、4月27日に公表した最新の政策委員の見通しの中央値では、物価上昇率が12年度は0.3%、13年度は0.7%にとどまるとみており、市場でもゼロ金利政策の長期化を予想する声が出ています。

固定金利については9月の全期間固定金利は、三井住友銀行では前月比0.03%低下の2.46%となっています。 これは9月19日に日本銀行が追加の金融緩和を行いましたが、内容が国債の買い入れのみで、市場が期待していた、上場投資信託(ETF)が含まれないなど、中途半端な内容だったことから、追加緩和当初こそ円安・株高・債券安(金利高)が進んだものの、その後は材料出尽くしや、世界経済不安から円が買い戻され、下旬は逆に円高・株安・債券高(金利低)に逆戻りしてしまったことが、要因と考えられています。

今後の見通しですが、変動金利はしばらく据え置きとして、固定金利も現在と同じ水準での推移が、継続するものと考えています。

世界の情勢をみても中国経済成長の減速、欧州危機になど不安要素がまだまだある中で、日本の経済回復も当然厳しい状況です。  不動産市場ではアジアマネーやREATへの資金の流入がみられますが、景気回復の兆しとなるほどの期待感はまだ持てませんので、今後も低金利で推移する可能性は高いと思われます。

参考:2012年10月の住宅ローン金利ランキング