賃貸情報サイトの拡大がもたらした不動産屋の質低下

あるブログにて、初めて東京で住む場所を探しているかたが、不動産業者の対応について厳しいコメントを書いていました。
そのブログを簡単にまとめると、賃貸業者は紹介する物件の間取りや日当たりなどを説明する以上にその物件がどうして賃貸として貸し出しているのか、近所にどのような人物が住んでいるのかなど、説明するべきだとありました。

不動産業者の立場から考えたら、「たかだか一か月分の仲介手数料でそんなことができるか」、「自分で調べろ」など言われるでしょう。

確かにこのブログを書かれている方の考え方は行き過ぎのところはあるかと思いましたが、昔の不動産屋はオーナーと密接な関係にあって、オーナーの人物像や街並みの状況など事細やかに説明していた気がします。

賃貸サイトの広がりが不動産業者の質を下げた!

最近は賃貸サイトの充実により、物件を探している方は実際に物件を見る前に多くの情報を得られるでしょう。物件を探している方にとってはネットに掲載される物件が多ければ多いほど選択肢が広がりますのでメリットは大きいと思います。

そのため、賃貸業者はより多くの物件をサイトに掲載するために、日々賃貸物件を探しています。そのため物件の表面的なことは分かっていても、オーナーがどのような人なのか、どのような街並みなのかなど、周辺事情についてはほとんど分かりません。

はっきり言って、賃貸業者が客を連れて物件を見せることにあまり意味はありません。新たな情報などはあまりないからです。また、大手賃貸業者の営業マンも若い人間ばかりなので、その土地がどのような場所であるかなど、地場精通したスペシャリストではないでしょうから、お客にとってはただ営業されるだけなので、営業マンに同行されるのは煩わしささえ感じます。

ウェブサービスの充実は確かに大きなメリットをもたらしましたが、営業マンのスキルを大幅に低下させています。また、個人情報の保護が叫ばれている昨今では近所に住まわれているかたの情報も簡単に教えるわけにはいけません。

ただし、住まいというのは目に見える表面的なことだけでは良い場所なのか判断はできません。実際に住んでみて初めて周辺の雰囲気が分かったということも数多くあります。

不動産業者はより細やかな説明が必要であると同時に、多くの客が利用しているウェブサイトも顧客目線に立った情報提供ができればと思います。